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1.6.2
第28回目の授業では、数を聞く疑問詞”bao nhiêu”について学びました。
前回は、助動詞の”phải”について勉強しました。
例文をみてみましょう。
[1] A:Em có bao nhiêu tiền? [2] B:120,000 (Một trăm hai mươi ngàn) đồng. [3] A:Lớp thầy có bao nhiêu người? [4] B:Khoảng 15(mười lăm) người.
[1]の文
“bao nhiêu tiền”に注目しましょう。”bao nhiêu”は数を聞く疑問詞で、”tiền”は名詞で「お金」という意味です。これで「いくらですか?」という意味の疑問文になります。この文における”có”は「持つ」という動詞の意味で使われているため、全体で「あなたはいくら持っていますか?」と相手の所持金を聞いています。また、一般的に商品の値段を聞く場合としてもよく使われます。
bao nhiêu tiền?
ところで、前回も数を聞く疑問詞として”mấy”というのを学びました。2つを使い分ける明確な基準があります。
mấy:答えが決まった数字の範囲内(月日や時間など)や、10以下の数字が回答に想定される場合 bao nhiêu:答えの数が想定できない場合や、10以上の数字が回答に想定される場合
数が不明、あるいは、多いことが想定される場合は”bao nhiêu”を使います。例えば、商品の値段を聞く時は必ず”bao nhiêu tiền”となります。また相手が子供ではない場合の年齢を聞くときは、必ず”bao nhiêu tuổi”となります。
[2]の文
ベトナム語の数字の数え方は、英語と同じく3桁ごとに表現が変わっていきます。
1,000→ nghìn / ngàn 1,000,000→ triệu 1,000,000,000→ tỉ
例文の場合は、12万と表現したいので、最初に120と言って、その後に1,000とベトナム語で言います。これで12万が表現できます。仮に、120万と表現したい場合は、100万といった後、20万といいます。”một triệu hai trăm ngàn”となります。
“đồng”はベトナムのお金の通貨の単位です。
[3]の文
“Lớp”は「クラス」という意味の名詞です。”thầy”は男性の「先生」という意味でしたね。”Lớp của thầy”と表現できますが、所有を表す”của”が省略されています。
“có”は[1]と同じく「持つ」という意味の動詞で使われています。
“người”は「人」という意味の名詞のため、「何人ですか?」と人数を聞いています。
bao nhiêu người?
[4]の文
“Khoảng”は「約、だいたい」という意味です。
15はベトナム語で”mười lăm”でしたね。
例文の日本語訳
[1] A:いくら持っていますか? [2] B:12万ドン持っています。 [3] A:先生のクラスは何人いるのですか? [4] B:約15人います。
今回のレッスンのポイント
1. 数を聞く疑問詞
bao nhiêu
2. 商品の値段を聞く
bao nhiêu tiền?
3. “bao nhiêu”を使う場面
答えの数が想定できない場合や、10以上の数字が回答に想定される場合
4. ベトナム語の数の表現
1,000→ nghìn / ngàn 1,000,000→ triệu 1,000,000,000→ tỉ
単語メモ
có:持つ
tiền:お金
đồng:ドン
lớp:クラス
thầy:男性の先生
người:人
khoảng:約
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